目次
この本をおすすめする人
マーケティングに興味はあるが、何から手をつければいいのかわからない。そんな方にマーケティングって何をやるのか、どんなことができるのかがわかるような本をピックアップしました。
- マーケティングに興味はあるが基礎的な知識は知らない人
- マーケティングをやったことがない人
- マーケティングをキャリアの選択肢と考えてみようかと思っている
初心者へ向けたマーケティング本の選定基準
マーケターは実はかなり少ない職種で、周りに聞くにもなかなか実務を直接聞けないのが実状かと思います。一方で世の中にはマーケティングと名のつく本や記事が大量に溢れており、初心者、未経験者からするとどこから手をつけていいのやら。
そんな状況もあってか、業種や業界問わず「マーケティング」についてのおすすめ本について頻繁に聞かれます。
外資系でのマーケティング専門職の経験から自他ともにおける推薦から書籍をピックアップしていきます。入門編として選ぶ基準として、以下の3つをカバーしているものを選んでいきました。
- マーケティングでできること(マーケティング主体のストーリー)
- マーケティング思考(基礎フレームワークなど)
- マーケティングの仕事内容
マーケティング基礎のためのおすすめ本5選
USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門
早速ですが盛岡本です。紛れも無い日本マーケティング史上における名著。盛岡本シリーズの第2作目。
この他にも3つの書籍*がありますが、入門では2作目の「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門」がオススメです。
内容は盛岡さん本人のUSJでの事例と共に世界最高峰のマーケティング大学と言われるP&Gでのフレームワーク、独自の数学的なアプローチが惜しげも無く掲載されておりマーケティングという枠を超えて、経営戦略、改革まで踏み込んだ一冊。
すいません、一冊目なのですが正直これだけを読むだけで良いレベルです。*間違っても「確率思考の戦略論」から手を出さぬよう。かなり有益な書籍ですが、入門ではありません。
こころを動かすマーケティング―コカ・コーラのブランド価値はこうしてつくられる
2冊目は数々のヒット商品を飛ばし、日本コカ・コーラ社長を務めた後、資生堂の社長も務める魚谷さんの本。
マーケティングの仕事内容、面白さが体験できる本。マーケティングのキャリアを検討する方には間違いなくオススメの1冊です。
一方でフレームワークや実務でのマーケティングを知りたいという方向けではありませんのでフレームワークを知りたい方は盛岡さん本を読みましょう。
マーケティングの仕事と年収のリアル
著者はコンサル、デジタル系代理店などを経て独立した山口さん。マーケティングという職種におけるキャリアを非常にわかりやすく解説しています。
これからマーケティングのキャリアを検討する方、長期的な展望を知るために転職検討者には一読することをオススメします。
ポジショニング戦略
著者はマーケティング界の巨匠と言われるアルライズ。中級編でも取り扱いますが、外資系のマーケティングの考え方の基礎となっています。
この本は外資系マーケター以外からは中々出てこないのではないでしょうか。しかし自信を持ってお勧めできる一冊。
ポジショニングを知ると世の中の全てのものがマーケティング目線で見れるようになれます。例えばコンビニやデパートに行っても、普段は何気なく並ぶ商品のマーケティングでの意図が見えるようになってくるでしょう。
アイディアの作り方
マーケティングというとアイディア、クリエイティビティをどのように出すかに関する知的発想法に関しての書籍です。
マーケティング、広告などというとどう取り掛かりをしていいか途方に暮れてしまいそうですが、広告代理店に務める著者の経験を公式化したものです。
まとめ
これら5冊を読めばマーケティングの仕事内容からフレームワークに関しての基礎は掴めるはずです。
今回の書籍としても読みやすさを中心に選び、単なる用語解説に終わるものではなく、日常生活、実戦で使えるようになる書籍を選びました。(単なる用語に関してはネットで検索できるので)
これらの本が皆様のマーケティングへの扉を開くきっかけになれば幸いです。
その為、マーケティング関連の以下の記事も時間があれば参照下さい。