外資系への転職

【採用担当が解説】外資系マーケティングへ未経験での転職

未経験での外資系マーケティングへの転職

実際に採用に関わっていた中での経験を基にした記事の内容になっています。

採用担当として関わっていた中での感じたこと、他社での実際の募集要項を元にマーケティング職への転職に関しての内容です。

 

「外資系マーケティング職への転職は未経験でも可能ですか?将来的にマーケティングをやりたいのですが。」

 

といった疑問に対してですが、過去の経験から「できます。できるから興味があるなら直ぐにでも。」と答えます。

 

 

 

未経験でも可能な外資での求人の事例

早速ですが、以下は某外資系メーカーでのマーケティング部の求人票。企業に関しては、外資系ながら日本中の誰もが知るような製品を作っています。

 

求人票に関しては転職サイトからの実例を参考。今の時代、履歴書を上げれば山ほどの求人票が無料で見れます。

参考 【厳選】年収1000万以上の外資系・日系で転職で使って良かったおすすめ転職サイト

 

以下は実際の転職求人表からの抜粋ですが、マーケティングの経験の有無はどこにも書いてありません。

 

【募集ポジション】

  • ブランドマネージャー、及びブランドトレーニー

【経験】

以下のいずれかの経験において、企画立案だけではなく導入、実行、実施分析まで一連のフェーズに関わったことがある方

  • 新しい事業へのサービスの企画・開発の経験プロジェクトは問いません
  • 数値分析に基づく営業・業務プロセス改善の経験

【言語】

  • 英語ビジネスレベル・または日常会話レベルで今後ビジネスで使用していくことに抵抗なく、意欲がある方

【想定年収】

  • 900万程度まで

【選考プロセス】

  • 一次面接 マーケティング本部シニアマネージャー、人事
  • 二次面接 マーケティング本部長、人事
  • 最終面接 社長(※マネージャーレベルでの採用の場合)

 

中途採用で必要なスキルや経験について

先ほどの求人票の例から中途採用でマーケティング職への転職応募者に必要なスキルや経験を解説していきます。

私自身も採用の際にほぼ同様の箇所をチェックしており、実際にこれらのスキルや経験を持った人に関しては入社後も活躍する率が高いです。

 

必ずしもマーケィングの経験は必要ではない

若手の中途採用の場合はむしろ前職がマーケティング部門であることの方が稀です。応募者の側になってみれば、前職で何かしらの転機があり、マーケティング、商品企画に興味が出てマーケティングへ転職に至るケースがほとんど。

 

前職で多いイメージとしては、コンサルティングや営業といったバックグランドが多いと思います。

 

「商品企画といった上流の過程をやりたい」「事業会社にて自分自身で事業、サービスを動かしたい」など極めて真っ当な志望動機から来るもので、エントリーレベルの採用の場合は前職のマーケティングの経験は必須ではありません。

 

新規プロジェクトの企画、数字分析があれば可能性大

じゃあ、何を見られているかということになりますが、この募集要項の新規プロジェクト、数字分析というのが正に採用として見られているところです。

 

マーケティングという役職柄、派手な広告を作っているというイメージが少なからずとも強いですが、実はそれは広告代理店のクリエィティブという役職の仕事。自分自身が手を動かして広告を作ることは殆どありません。むしろ外資系のマーケティングとして求められているのは事業運営者としての側面が求められることが多いです。

 

  • プロジェクトリーダーとして、事業を企画する力 (事業であってアイディアではないというのがポイントです)
  • 数字に基づき、事業、費用対効果を正しく判断する力

 

これは外資系の企業においてマーケティングは経営部門の一つとして考えられることが多く、それ故に非常にロジカルな人が求められる傾向があります。

 

これらの経験が十分に説明でき、結果が残っている限り、必ずしも同業界では問いません。

 

もちろん同業界であることに越したことはないですが、同業界でも数字ができない応募者より、数字ができる他業種出身の応募者の方が採用側としての優先順位は高くなります

 

英語に関しては日常会話レベルで可能、入社後に直ぐに伸びる

募集要項にも書いてある「ビジネス会話」に尻込みしてしまう応募者が多いと思いますが、事実、英語が流暢で新規ビジネスの経験もある人材は、超がつくほどの希少人材で応募者に全くといっていいほどいません

 

ここにある、日常会話レベルで意欲がある方、これは言い換えると日常会話でもガシガシコミュニケーションが取れる意気込みを見ることが殆んど。入社すると必然的に英語でのコミュニケーションが多くなり(比率は企業にもよりますが)必要性を迫られますが、まずは目先の仕事。コミュニケーションが流暢で無くても、事業を数字をもって説明できれば全く問題ありません。むしろ外資系という環境は英語も学べ、「ビジネスマンとしての価値を高め、海外でも活躍したい。」と思う人にはうってつけなのではないでしょうか。

 

実は私自身も入社時では全くの英語ダメな人間。実は社内研修で英語のクラスで一番下であったことは今でも懐かしいです。人間追い込まれると何とかするもので、現在は多国籍のメンバーともビジネスを英語で進めることに全くの抵抗なく仕事ができるまでになり、非常に感謝してます。旅行や、英語を通した国籍の異なる異文化の理解など、英語を話せるようになったというのは人生においても非常にプラスになっています。

 

未経験であれば若手の方が良い

この求人票にはブランドマネージャーとその下のポジションであるトレーニーが書いてあります。

 

トレーニーのポジションは、既に経験のあるマネージャーからOJTにてマーケティングの実施スキルを日々日々叩き込まれます。ですので、採用段階でマーケィングの経験は全く求められません。むしろ、新しく柔軟に知識を吸収していく、給与ベースも低いといった意味で若手(具体的には20代から30代前半まで)が求められることが多いです。

 

一方で外資系におけるブランドマネージャーのポジションは一般的には経験者を採用することが殆んどです。これは単純に管理職となった際に部下の育成も含めてできる役職であるため、当然採用する企業からすると理由は明快ですよね。

 

未経験でも可能性はある

「やらぬ後悔より、やってみる」。中途採用であれば、落ちても現在の会社をクビになるわけでも給与が落ちるわけでもありません。究極タダです。

 

「あぁ、マーケティング部門やって見たかったなぁ」と日々の仕事での後悔を天秤で比べたときに、こんなに好条件はありません。

 

当然企業なので結果は求めます。ただし、あなたが現職でも真摯に仕事に打ち込み、結果を出してきたのであれば自信を持って門を叩くべきです。入社以降も、未経験者であろうが全く問題ありません。現在の仕事の様に一つ一つ新しいことも人に聞き、自分で学んでいくうちに不思議と身についてきます。

 

転職にあたり有用な転職サイトや履歴書の書き方などはこちらも参照下さい。

参考 【厳選】年収1000万以上の外資系・日系で転職で使って良かったおすすめ転職サイト

参考 【外資系への転職】ビズリーチでヘッドハント・スカウトされる方法

 

いかがでしょうか。マーケティングでの転職やキャリアに関して、ご質問、要望があればお気軽に相談ください。

それでは、また明日も良い日でありますよう。


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