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外資系マーケティングの仕事内容・担当領域
「マーケティング部でも価格設定などするんですね!?」
先日、外部の人らとそもそも顧客ベースの値段設定の話になり、過去に行った既存ブランドの最適値段設定(値上げ・値下げ)、新カテゴリーにおける新商品投入の際の値段設定の話をしたところ、質問混じりに驚かれた。
Kogito「うーん、確かにそこは財務・ファイナンス・営業の方と一緒にやるけれども、やれと言われれば基本は出来るし、彼らが乗り気じゃないときは自分で手を動かしてやったこともありましたね。。」
「へぇー、外資系だとそうなんですね。うち(日系)の場合は、営業企画部などが価格設定などやってましたよ。そういった部門はないんですか??」
Kogito「あぁ、もちろんありますよ。しかし、少なくとも値段、粗利率、販売店へのマージンは少なくともマーケティング部は把握する必要があり、これを知らないと特に1年目は上司に詰められることも多々ありましたね。。。逆にそちらの(日系)マーケティング部は通常どういった事やられているんですか?」
「CMや雑誌タイアップ、あー、最近はSNSでキャンペーンやってますよ。まぁ、正直何やってるのか分からないですし、売上に繋がっているのか不明ですけど。でも、華やかそうで部署は楽しそうですよ笑」
(おぉぉ、かなりマーケティン部に偏見?を持っている気が。。)
その後は新規事業関連の話題になりマーケティングからは話題は逸れたが、帰りにふと考えて見ると、確かに世間一般のマーケティングの役割やイメージってやはり広告作りだよなぁと再認識。
日系企業では営業部署・出身が強いのは何故
聞いてみると、その会社では営業部署が決定権があり社内でも強く、社長や部長などのポジションは大抵営業出身者だそう。値段決定なども現場担当者が主導しているとのこと。
日本の様々な企業の社長は営業出身者が多く、それらの企業はローテーションなどでやはり営業の経験を奨励していることも多いですよね。
P/Lを知っている人は強い
営業やマーケティングや職種ではなく、やはり売上げ・利益を見ることろが経営者的な視点を身に付ける上で身につく事がビジネスを進める上で重宝されます。
特に重要なのは利益にも責任を持つことで、単純な売上以外に利益が付与されることによって、判断の複雑さやまた物事を決める際の決裁者になることが求めらます。
- 売上を指標に持つことで企業経営の入り口となる考えができる
- 利益を指標に加えることで、企業経営のビジネス視点を持てる
- 利益を持ち、決裁権を持つことで判断力を養える
外資系マーケティング出身者が人気の理由
マーケティングx経営のスキルセットが企業の売上・利益に貢献できる人材として転職市場で人気な理由です。
マーケティングのスキルはもちろんですが、やはり企業やブランドのP/Lを若くして担当し、ビジネス思考がついていることが希少価値が高いためです。
マーケティングのスキルがイマイチでも経営思考を持っているだけである意味潰しが利くといいますか。また外資系マーケティング生え抜きの人材だと、マーケティングの手法を得意とした企業経営者として期待され引き抜かれることもしばしば。
こちらFacebook,ネスレ,リーバイス,インテル,トイザらス,ダイソンなど錚々たる企業の社長は外資系のマーケティング部門出身です。
その他キャリアに関する記事
過去にも外資系マーケティング、営業に関するキャリアに関する記事はこちらも参照ください。
外資系への転職、ヘッドハンティングに関して
外資系のマネジメントへはヘッドハンティングが多いです。先ずは職務経歴などをまとめておくと思わぬところでヘッドハンターから連絡も来ることもあります。
https://kogito-marketing.com/bizreach-rirekisho/
外資系と日系のマーケティングの仕事内容の違い
こちらでは仕事内容に関して、より詳細に扱っています。
https://kogito-marketing.com/gaishi-marketing-naiyou/
広告代理店営業に関するキャリア
世界で最も広告宣伝費を使用するP&GのCMOが広告代理店での営業は絶滅するだろう発言した衝撃的な内容です。