私は20代から転職活動やヘッドハンティングを経験してきました。
実際に自分の市場価値を試してみようと、入社3年目で初めて面接が進んだ企業では1000万円以上でのオファーを経験し、その後も継続的に外資系・日系問わずに声をかけてもらえる機会に恵まれました。
この記事では実際に5つ以上の転職サイトと100人以上の転職エージェント・ヘッドハンターとのやりとりがあった経験から、実際に転職をする際に役に立った転職サイトを紹介します。転職を今すぐ考えている人も、そうでない人も、自分自身の市場価値を把握する上で転職サイトや転職エージェントの活用はおすすめです。
目次
転職サイトとは
「転職サイト」は企業の求人が公開され、応募から面接までをサイトや運営会社を通して進めていく転職サービスです。学生の時に使用していたリクナビなどの転職verの様なイメージです。
doda(デューダ)、エン転職、リクナビNEXT、マイナビ転職、ビズリーチなどが代表的なものとして広く知られています。
特徴として、大量の求人が掲載されており、自分自身で興味のあるものを調べて応募することが出来ます。一方で、詳細は匿名の企業名になっていたり、年収に関しても500~1200万の様な情報の確からしさを個人で確かめるのは難しくなっており、実際に面接に進んでみないと詳細はわかりません。
後述しますが、効率的な応募、選考通過率を高めて年収交渉も行うことを考えると自分自身ではなく転職エージェントやヘッドハンターを活用するのがおすすめです。
転職エージェント・ヘッドハンターとは
「転職エージェント」とは企業と応募者の間に立って、転職の支援をしてくれるサービスのことです。
新卒の際は馴染みがないサービスですが、リクルートエージェント、マイナビエージェント、パソナキャリア、JACリクルートメント、ランドスタッドなどが有名です。メリットとしては、応募者のキャリアコンサルティングの様なサービスも付随していることも多く親身なことが多いです。デメリットとしては、担当者によるところが多く、紹介してくれる求人に関してもバラツキがあります。
「ヘッドハンター」とは企業の人材募集のニーズから、マッチしそうな応募者に直接連絡をとり転職をサポートする人材のことです。俗にヘッドハンティングとも呼ばれます。
インターネットが発達する前は公開されていない優秀な人材にアプローチし、非公開の求人を扱うところが多かったですが、近年転職サービスやSNSの浸透もあり一般的になってきています。またヘッドハンターの中には特定の企業に属さずに活動している個人事業主の様な形をとっているものも多く、ビズリーチの様な転職サイトに登録し、応募者をサーチしコンタクトをとってきます。
転職エージェント・ヘッドハンターのおすすめ活用方法
継続的に使用している経験上、「転職サイトに登録」して「転職エージェント」「ヘッドハンター」経由での求人募集、応募がオススメです。
具体的には以下の様なステップです。
- 転職サイトにとりあえず登録
- 自分自身の職務経歴書を送付(最も重要)
- 転職エージェントに気になる求人を伝える
- 気になる求人があれば、転職エージェント経由で応募
職務経歴書の送付までであれば、1日もあれば出来てしまいます。一度登録さえしてしまえば、転職エージェントのデータベースには入るため、その後も継続的にマッチする案件があれば声がかかってきます。
職務経歴書が最も重要
企業から声をかけられる。企業に採用されるに当たって転職市場においては「専門性」や「職務経歴」が最も重要です。逆に言えば、しっかりと「専門性」、「職務経歴」、「過去の実績」が明記していれば転職エージェントの方から声がかかる様になってきます。
また、この職務経歴書はその後も面接まで一貫して使用できるため、転職活動において非常に有意です。実際に私の経験上、企業の面接に足を運ぶだけで、転職活動自体に書類を用意する、相手企業の対策をするなどの時間は全くありませんでした。
場合によっては、向こうの企業から「自社のポジションを説明させて欲しい」と時間をとってくれることも多数ありました。
職務経歴書自体はビズリーチにもフォーマットはあるため、そちらも参照ください。
参考 【外資系への転職】ビズリーチでヘッドハント・スカウトされる方法
おすすめな転職サイト
これまでで、実際に使用してみて非常に役にたった転職サイトを紹介します。
ビスリーチ
オススメ度 (最もオススメ)
サイトリンク https://www.bizreach.jp/
特徴
最初の1000万円の転職オファーもビズリーチ経由で、実際に利用しました。
現在も継続してビズリーチ経由で様々な転職エージェントやヘッドハンターからの企業求人の紹介がもらえています。
また企業から直接連絡が来ることも多数あり、日系のグローバル企業やFANG(GAFA)といった外資系の企業のポジションも人事経由で連絡がきたりもします。
システムとしては、テンプレート の職務経歴書の登録があり、一度登録しておけば継続的に案件が来るため転職後も継続して使用できます。またアプリがあり、携帯から企業求人をみたり、返信ができるため他の転職サイトと比較してとても便利でした。
※登録後に職務経歴書のテンプレート も閲覧可能
JACリクルートメント
オススメ度 (最もオススメ)
サイトリンク http://www.jac-recruitment.jp/
特徴
ビズリーチ経由で、エージェントから連絡があり実際に利用しました。海外赴任時には日系企業の海外のポジションなどグローバルなポジションなども多くカバーしており、日系企業でグローバルに働けるポジションを探している人にはオススメです。経営企画や海外事業部などのポジションも豊富でした。
またFANGなどの外資系のポジションにも多数採用者を出しており、実際に私を担当してたエージェンシーの人はFANG(GAFA)のJAC側での採用担当で、過去の応募者や、企業側の担当者とは密に連絡をとっており、応募する際には書類選考は割愛となっていました。
活用方法
ビズリーチで作成した職務経歴書を雛形にして、職務経歴書を送付すると担当エージェンシーの人から連絡がくるようになります。エージェンシー内でも候補者を共有することもできるので、広く求人情報が欲しい場合は、個人情報の取り扱いもあるため「こちらの内容は共有して頂いても構いません」と一声かけておきましょう。
リクルートエージェント
オススメ度 (非常にオススメ)
サイトリンク https://www.r-agent.com/
特徴
リクルート社が運営する転職エージェントです。業界トップのため、外資系から大手日経グローバル企業の案件が非常に豊富に揃っています。
求人数や転職実績トップのため、エージェント間で共有される内部事情や情報などが詳しく存在しています。
活用方法
日系企業だけあって転職者に対しサポートが手厚く、レジュメの添削や面接対策などサポート面が必要場合は登録しておいてサポートを受けるのがいいと思います。また、転職市場のレポートなど業界動向などマクロな視点の情報も企業として多く持っておりエージェント経由で手に入れることも可能です。
ランスタッド
オススメ度 ( *外資系1000万以上であれば☆5のオススメ)
サイトリンク https://www.randstad.co.jp/
特徴
普段馴染みがないかもしれませんが、外資系企業の求人や案件では業界大手です。特に、日本に馴染みが少ない外資系企業の日本法人の求人が多く存在しています。
年収に関しても1000万以上の求人がスタンダートになっています。
活用方法
比較的少数な外資系企業などを見つけたい場合や、年収が高めな求人を探している場合に転職エージェンシーとコンタクトをとっておくと良いと思います。その際に職務経歴書などは必須で、英文の物があると尚良いです。
また、バイリンガルのキャリアアドバイザーが多数在籍しているため、英文のレジュメのレビューやテンプレート をもらうのにも活用できます。
※登録後にキャリア相談なども可能
ロバートウォルターズ
オススメ度 (外資系では非常にオススメ)
サイトリンク https://www.robertwalters.co.jp/
特徴
ランドスタッドと同様に外資系企業の求人が中心です。特定の企業との繋がりが深い印象で、そのためか正社員だけではなく契約社員の募集なども取り扱っています。
活用方法
ランスタッドと併用して登録していくのがオススメです。職務経歴書も基本的には使い回しで大丈夫です。
転職サイトと転職エージェンシーを使う理由
変わらないものとして、最終的に採用されるかどうかは本人の次第なので自分自身で応募しても変わりません。
一方で転職サイトと転職エージェンシーを使用する際のメリットとしては圧倒的に「転職確率」を上げて、「転職にかかる時間を短縮」してくれます。また「年収」に関しても転職エージェントがいた方が上がる場合が多いです。実際に、私が転職した際にも、当初の給与より100万以上上がり、さらには転職するに対しても引越しや各種のサポートも転職先から取り付けてくれました。
転職エージェンシーを使った際のメリット
- 書類面接の確率が上がる(書類なしの場合もある)
- 面接のスケジュールなどを組んでくれる
- 非公開の求人なども紹介してくれる
- 応募した以外の良い条件のポジションを交渉してくれる
- 採用後の年収交渉。年収が応募時より上昇する
- 年収以外にも各種サポートも交渉してくれる(引越し代や交通費など
転職サイトやエージェンシーサイトは基本は無料であるため、メリットの大きさから確実に使用した方が良いです。
具体的な手順は以下です。
- 転職サイトにとりあえず登録
- 自分自身の職務経歴書を送付(最も重要)
- 転職エージェントに気になる求人を伝える
- 気になる求人があれば、転職エージェント経由で応募
職務経歴書の書き方や面接などはこちらにも詳しく書いていますので参照ください。
今回紹介したサイトやエージェントを活用して、より良い求人を見つめてみてください。また、転職意思はなくても、市場価値を知る、世の中の求人を知るという点でもオススメです。