マーケティングに関する資格
職務における専門性を認定するための資格ですが、マーケティングにおいて世の中に知られている資格はないのではないでしょうか。
ざっと日本におけるマーケティングの資格を見てみるとこのようなものがありますね。
- マーケティング検定(日本マーケティング協会)
- マーケティング・ビジネス実務検定(国際実務マーケティング協会)
- ブランドマネージャー認定試験(一般財団法人 ブランド・マネージャー認定協会)
採用担当者はマーケティングの資格を持っていない
いきなりですが、企業内でマーケティングを担当している人間はほとんどマーケティングに関する資格を持っていません。
感覚としては100人いて1人入ればいい方ではないでしょうか。ちなみに私は自社も含めて事業会社、広告代理店、コンサルティングなどマーケティング担当の方を100人以上はお会いして話していますが、先ほどの資格を持っていた人はおられません。
そして残念ながらこれらのマーケティングを担当されている100人の人たちは資格にも興味がないです。これはマーケティングはビジネスであり、常に変化するエリアであるため皆さん実務でこそ学ぶという意識があるためです。
採用にも携わりましたが、候補者が仮に資格を持ってきたとしても「あぁ、そんな資格あるんだね。」くらいの反応です。
いきなりと結論ですが、転職において採用の決定打になることはありません。
資格は必要か。未経験であれば”多少”プラスにはなる
資格に関しては、採用の決め手になることはありませんと言いましたが未経験でマーケティング分野に転職する上でのやる気を見せる意味では”多少は”有用かと思います。
そして、その上でやはりマーケティング分野で活躍できる証明をする必要があります。資格を取っただけで、活躍できる分野ではありませんので。例えば、
マーケティングの知識をつけたいのであれば
資格取得の目的がマーケティング分野を理解するのであれば、世の中の本を数冊読むのも検討して見て下さい。
著者はマーケティングの世界でも突出した方々ですので、資格取得のセミナーよりはエッセンスが凝縮されており、コスパも良いです。こちら外資系マーケティングでの実務する立場から厳選した5冊を上げましたので参照を。
参考 【初心者・基礎編】外資系マーケターによるマーケティングおすすめ本5選
最も大事なのは現職での実績
転職でマーケティングを視野に入れるのであれば資格より現職での実績です。分野が違えど結果を出した事実は非常に有用です。
なぜならマーケティングはビジネスであり、ビジネスを伸ばした経験は新しい職種においても再現可能であると採用側では考えるためです。(コンピテンシー面接と言ったりもします)
ですので、先ずは現在の仕事で結果を出した経験を整理する。そして、それを職務経歴書へと書き出し整理することが資格取得より有用だったりします。
以下、転職を検討しているのであれば、過去記事も参照に下さい。