キャリア・仕事論

ディズニートップアニメーターの仕事術:子どものように学ぶこと

*Mongol へ旅行した際の1枚 1週間ほど大草原のなかゲルを移動しながら過ごす贅沢な日々。子どもはどんな国籍、環境でも変わらず希望に溢れていた。

ディズニーのトップアニメーターの講演会での言葉

"たとえ大人になっても、いつまでも驚き、学び続けることができるよね"

 

先日、外部のスピーカーの講演を聞いたときの一言。ディズニーに所属していた凄腕アニメーターの講演で、彼の生い立ちからアメリカまで渡り、世界中の誰もが知るアニメーションを手がけた後に独立した華々しい彼のキャリアの話から、クリエイティビティをどのようにして発揮していくかまでの20分ほどの講演だった。

その中で彼が話していた以下の話が非常に印象的だった。

 

「小さなこどもはよく驚き、なんでだろうとそれを知ろうとするよね。あるいは自分もやってみようと真似して挑戦するかもしれない。時にはそれは端から見ればとんでもない挑戦だったり、怪我のリスクもあるかもしれない。まわりから見ればね。でも彼らはそんな周りの目なんて気にしてない。時には失敗するかもしれないけど、そんな失敗からも学ぼうとする。でもさ、大人になるとそれを忘れてしまうんだ。なにかと理由をつけて自分自身を納得させる。知らないことを恥ずかしいと思い、知っている”振り”をする。自分の今現在の枠の中から出ることを無意識のうちに嫌がってしまっているんだよね。」

「毎日は決して単純な繰り返しではない」

仕事を始めると何か新しいことを始めることに億劫になったり、毎日が単純な日々の繰り返しになっていることをよく聞く。自分自身を振り返ってみても、正直なところそう感じることはないといえば嘘にはなる。少なからずとも、小さい頃は一日とはとてつもなく長い時間で、決して単純な繰り返しではなかったと思う。

「知らないことは恥ではない」

「これは知らなかった」仕事上だとあまり好まれないかもしれない。それは恥ずべきことで周りからはそんなことも知らなかったのかと言われるのかもしれない。人は自分自身の経験や知識の枠外からきた異物を嫌がる。けれどもそれは決してあなたを攻撃するものではなく、あなたの枠組みを広げる糧になるものだ。

「こんなこともあったんだ。一つ新しいことを経験できた」

日々の仕事にしてもそういった気持ちで取り組むのが単純に気持ちがよい。もちろん、仕事というものであるので明確な結果が存在する訳でそれを否定する気は全くないが単純に、「知らなかったことを知れた。」「できないことができるようになった。」そんな小さな自分自身の実感値が、次へのやる気となっていく。

子どもの時のあなたは自分自身の世界が広がる経験に目をワクワクさせていなかっただろうか。

「心の声に従って挑戦すること」

「失敗するかもしれない」大人になるとこんな言葉もそれらしく言ってみて、行動しないことが当たり前だと信じて疑わない。でもどうだろう、子どもの頃のあなたは「失敗するかもしれない」と何かに取り組むのに億劫になっていただろうか。そんな考えをする前に成功を夢見て、あるいは心の声に従って体が勝手に動いていたのではないだろうか?

生まれてから成長しているのは決して一定の期間ではない。人は誰しも日々に成長の機会が溢れている。ただ、それを自分自身の中で知らずのうちに遠のけているだけなのかもしれない。

そんなことを改めて気づかされたよいスピーチでした!


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